4月7日、国内鉄鋼市場は軟調に推移し、唐山普通ビレットの工場出荷価格は20ドル下落し、1トン当たり4,860元となった。清明の連休中に在庫はさらに積み上がったが、実際の需要は予想よりも低く、在庫圧力の高い一部の地域では価格が下落した。
7日、先物相場の主力は下落し、終値は1.23%安の5070ドル、DIFはDEAまで下落、RSI三本線指標は61~64で中値と上値の間を走っていた。ボリンジャーバンドのレール。
今後を展望すると、鉄鋼市場は依然として強い期待と弱い現実というパターンにある。一方で、成長安定化政策が強化されることが予想される。感染症が効果的に抑制されれば、鉄鋼市場の需給のファンダメンタルズは改善し、鉄鋼価格を下支えするだろう。一方で、足元の需要の不安定さ、国内の感染症状況の不確実性、国際的な地政学情勢を踏まえ、市場の楽観的な見方の中にも慎重なムードもあり、鋼材価格の上昇余地は限定的となるだろう。
投稿時間: 2022 年 4 月 8 日